26.お辞儀のマナー
第2ステージ【人間関係のマナー術 】 <対人対応シリーズ>
お辞儀はビジネスの基本動作で、人間関係をよくする重要な所作です。
お辞儀は相手への親愛・感謝・尊敬の表現、心が現れます。
気持ちのこもらないぞんざいお辞儀や、形式的に何度もペコペコするお辞儀などは逆効果といえます。
有名な3種類のお辞儀
会釈:15° 同僚や社内の人とすれ違うときや、お客様から用件を伺っているときなどにする。
すれ違いでも立ち止まるって、軽く笑顔で頭をさげる。相手を見て行うこと。
発声する場合「かしこまりました」「失礼します」「少々お待ちください」など。
発声しない場合もある。
敬礼:30° 上司・来客への挨拶で行う。相手を見て→挨拶の言葉を発し→敬礼
言葉は「いらっしゃいませ」「お待たせいたしました」「ありがとうございます」など。
最敬礼:45° 深い感謝・謝罪、幹部・重要顧客の送迎などのときに行う。
男性は両手の中指をズボンの縫い目にそろえる。
女性は手を重ねて膝のあたりまで曲げる。
言葉は「申し訳ございません」「本当にありがとうございました」など
敬礼、最敬礼の際に注意する点として「言前動後」を覚えておきましょう。
言葉を発しながらお辞儀をすると、相手と視線を合わすことができません。
まず、気持ちを込めて、相手の顔を見、その後で、素早く(1秒くらい)お辞儀をし、
少しそのまま止まり(2秒くらい)、その後ゆっくり体を起こします(2,3秒くらい)。
先輩の所作を観察し、美しいお辞儀ができるようになってください。