6.エレベーター内でのマナー
エレベータの中は公共の場です。「壁に耳あり」と心得て情報管理の意識をしっかり持つことが重要です。
<べからず集:社内>
基本的には無言で乗るのがマナーです。しかし、同僚や知り合いであれば、多少の会話は行いますね。もちろん大きな声でぺちゃくちゃおしゃべりは厳禁です。小声で話すとしても、社内のこと、痴話話、上司・他部門・同僚・取引先の悪口、顧客情報などはさけてください。次のような会話がないかチェックしてください。
「今度、給料あまり上がらなかったね。」(社内情報)
「○○のクレームの件、大変だったよね。何とか抑え込めたかな。」(不誠実)
「営業部長、お客様から結構接待されていたんだって。」(不祥事)
「次の異動で部長が左遷されるらしいよ。」(人事情報)
「今度の製品、△△の特許申請するって言ってたよ。」(マル秘情報)
「■■商事って、あくどい商売しているよね。」(お客様の悪口)
その他、してはいけないこととして、エレベータの壁にもたれる、だらしない立ち方、乗りそうな人がいるのに「閉」を押す、なども避けましょう。
<べからず集:社外>
自分が客先訪問を終えて相手の会社のエレベータに乗る場合のマナーです。
相手(お客様)はエレベータ前まで見送ってくださる場合があります。その際は、エレベータが来るまで世間話やお礼を述べるなどをして待ちます。
エレベータが来たら乗り込み、ボタンのところで片手で「閉」を押しながら、ドアが閉まるまで敬礼して待ちます。
ドアが閉まったらエレベータからおりるまで黙って乗ってください。「いや、手ごわい相手だったな。」「結構イージーでしたね。契約取れそうな感じですよね。」などという会話は厳に慎んでください。