29.名刺の出し方・もらい方
第2ステージ【人間関係のマナー術】
名刺はビジネスパーソンの必需品です。切らさないように持ち歩きましょう。
名刺授受のマナーはその人の人格の現れと思って、丁寧に行いましょう。
名刺はただのName Cardではないと心得てください。
差し出す順番としては、目下の側から順に差し出します。
また、訪問側から差し出すのが基本です。もし、(相手)目上の方から先に渡されたら、
「申し遅れました。私は、・・」と一言添えて名乗ります。
相手の名刺はもちろんですが、自分の名刺も両手で扱いましょう。
(1)名刺を差し出す
両手で相手に向けて字の書いたところを触らないように差出します。
差し出す位置は、腰より低くならないように。胸の高さが目安です。
会釈の状態で「○○社の△△と申します」と言葉を添えます。
相手が受け取ったら、敬礼で「どうぞよろしくお願いいたします」と言いましょう。
名乗る際は、フルネームで名乗ることが基本です。
(2)名刺を受け取る
会釈の状態で、胸の位置で両手で受け取ります。
浅く左の手のひらに乗せ右手指を右下の角に添えると美しいでしょう。
字の書いたところを触らないように注意してください。
通常は、名刺入れを持つのが基本ですので、その上に乗せるように受け取ります。
相手が名乗ったら「◇◇部の▼▼様でいらっしゃいますね。どうぞよろしくお願いいたします」
と言って名刺をいただいた状態のまま敬礼します。
名前の読み方が分からないときは「失礼ですが、何とお読みするのでしょうか」
「恐れ入りますが、お名前はどのようにお読みすればよろしいでしょうか」などと聞いても大丈夫です。
教えられたら「ありがとうございます」と言いましょう。
名刺は、名刺入れに保管するのがベストです。
定期入れや財布、ましてやポケットに直接入れたりせず、いつもきれいな状態に保ちましょう。