32.名刺交換が終わったら

第2ステージ【人間関係のマナー術】

名刺交換が終わり、席についたら1対1の場合は、名刺入れの上に相手の名刺を置きます。

相手が複数の場合、一番役職の上の人の名刺を名刺入れの上に置きます。

一番上役が不明確の場合は、名刺入れは出さず、全員の名刺を机の上に、相手の着席順と同じ並びに並べます。

4人以上で大量の場合は2段にしても良いでしょう。会談中はたまに名刺に目をやり、

相手の名前を呼ぶときに間違えないように注意しましょう。

<べからず集>

(1)名刺交換時に名刺入れを探す。

名刺交換の前に、すぐに出せるよう保管場所を確認しておくこと。

(通常はスーツの胸ポケットに入れる、女性はバッグに入れる)

(2)名刺入れの中から該当の名刺を探す。

複数の立場の名刺を持っている場合、間違って出さないよう、あらかじめ取り出しやすく、

名刺入れの蓋の下などに出しておくと良い。

(3)名刺入れをお尻のポケットに入れない。(自分のものも相手のものも)

(4)名刺をそのまま胸ポケットやスーツのポケットに入れない。

名刺入れに入れるのが基本だが、名刺入れを持っていなければ、手帳に挟むなどでしのぐ。

(5)折れたり汚れたりしたものを渡さない。

名刺も名刺入れもきれいなものを持つ)。

(6)渡すときに名乗らない

「わたくし、こういう者です」などと言って名乗らない。

(7)座ったまま受け取らない。

相手が、自分より立場が下の場合でも立ち上がって受け取る。

(8)その場で相手の名刺に書き込みをしない。

戻ってから日付やメモを書いておくのは良い。

(9)いただいた名刺はその場で仕舞わない

いただいた名刺を名刺入れに入れてしまい、商談中(会談中)、名前を忘れて

名刺入れから取り出して確かめるようなことをしない。

(会談中は、机の上に置くようにする)(机がなくて名刺入れにしまわざるを得ない場合は、

手帳の開いているページに名前をメモしておくなどの工夫をしよう)

(10)いただいた名刺はもてあそばない

商談中、相手の名刺を持ち上げたり触ったりして、もてあそばない。

(11)商談終了後は退席準備を即座に行う。

商談(会談)が終わったのに、いつまでも名刺を机の上に置いたままにしない。

(即座に名刺を名刺入れにしまい、おいとまごいをして退席の準備をする)

(12)名刺の保管

いただいた名刺は、どんどん増えていきます。

最初に保管の方法を決めておきましょう。

枚数が少ないうちは五十音順でもよいでしょう。

徐々に複数の案件に関わったりするようになれば、案件(プロジェクト)ごとにまとめて

その中で会社名の五十音別に保管し、同じ会社内で五十音別に並べるなどの工夫が必要です。

整理する際に、会った日付や相手の特徴、案件の要点などをメモしておくとよいでしょう。

何年かに一度は整理して、不要な名刺は処分することも必要です。

人脈を有効に活用するためにも名刺の整理を怠らないように心がけましょう。

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