21.部屋の出入り、入退出の仕方、座り方
<社内での立振る舞いシリーズ>
入退出に気を配るということは、中にいる人に対する気配りをするということです。
マナーを守らないと失礼な人間と評価されてしまいます。
常に「在室中」であるとの想定で行動しましょう。
座り姿勢は仕事への取り組み姿勢の表れと心得て、傍から見てだらしない印象 を与えないように心がけましょう。
(1)部屋出入り(上司の部屋や応接間)
ノックは2・3回、反応があれば「失礼します」と言ってドアを開ける。
ドアの右のノブは左手で握って押し開く、入ったら振り向いて(斜め姿勢で)ノブを右手に持って
静かに閉める。(後ろ手に閉めないこと)ここで敬礼をし、用件を伝えたり指示を伺ったりする。
在室者まで距離がある場合は、一言用件を述べた後、席近くまで進み、詳細の報告をする。
用件が終わったら「ありがとうございました」、指示を受けたなら「かしこまりました」と言って敬礼をし、ドアまで行く。
ドアの前で振り向いて一礼し「失礼します」と声を掛けて、入った時と逆の手順でドアノブを握り、開けて外へ出る。
ノックしても反応がない時、入室が必要なら「失礼します」と声を掛けて、細めのドアを開け室内を確かめてから入る。
<べからず集>
激しいノック、いきなり入る、ドアを後ろ手で閉める、バタンと音を立てて閉める、など。
静かに動作するのは、在室者の仕事の妨げにならない配慮です。
(2)座り方
背筋を伸ばして座りましょう。
対話状態の場合、男性は両手を軽く握り両ひざに置く、膝は自然に開く(開き過ぎないように)。
女性は両手の平を軽く合わせ(左手の上に右手を乗せる)、膝は閉じる。
<べからず集>
背中座り、足を組む、ペン回し、貧乏ゆすり、あくび、腕組、ひじつき、ほおづえ、椅子に座ったまま移動など。
椅子に座る際に、ドスンと勢いよく座って音を立てるなどは、はしたないだけでなく、腰を痛めることにもなりかねません。
常に、静かに落ち着いて行動しましょう。